価値ある無価値

自立(自律)の追求

比べる文化

ふと自分の人生で一番幸せだった時間を思い出してみた。

決して今の生活に不満があるわけではないが、自分にとって何が幸せかを考えることは、この先の人生で必ず為になると思い、少し時間をとることにした。

思い返してみると、最高に自分が輝いて見えた時が4回ほどあった。
それぞれに、たくさんのエピソードがあり、思い出すだけで胸が熱くなる。

そして、どれも共通して言えることがある。

・お金を必要としていなかったこと
・服装、身なりは気にしていなかったこと
・仲間に恵まれていたこと
・弱い自分を曝け出し、本音で会話していたこと
・他人を尊敬していたこと

幸せと思えた時の自分は、全てを持っていた。
金も家も服もご飯も、生きる為に最低限必要なものは全て。

一月に1万円も満たない贅沢で幸せでいられるのだから、
生活の水準を上げても幸せであるとは限らないらしい。


着飾ることをやめ、内面の自分を共感してもらうことに幸福を感じ、尊敬と愛情を持って人と接する事で幸せになれることを確認できた。



特定の人を見て思うことがある。
その人はどうしてありもしない不安と戦っているのだろう、他人と比べることを止め、上か下かの基準がなくなる日は来るのだろうかと。

周りよりいい暮らしをすることが幸せなのだろうか。

人よりいい服をきて、いい物を食べて、いい家に住むこと自体に何の価値があり、人より優位にたった先に何があるのか。

自分で自分の為に生きないのであれば、誰がその人生を生きてくれるのだろう